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2003/11/17

Text : Tamon , Sakaishi 【Guest】

「タモさん、プロテクターについて語る」第1回 アタマのプロテクション

タモさん、グラブする
おいっす!オレの名はタモン。変身願望と器用貧乏のハーフだが、国籍はジャポンだ。もちろんスキーで飛ぶし、そして写真も撮る。犯罪以外ならなんでもやるぜ。ヨロシコォ!

記念すべきタモンコラムの1本目は、フリースキーには欠かせないヘルメットとゴーグルの話。みんな、ヘルメットやゴーグルって何を基準に選んでる?色?カッコ?値段?マジかよ。いや、気持ちはわかるけどさ。ヘルメットってくらいだから、アタマを守るのがその役目。ゴーグルなら眼だよね。そこんとこヨロシク頼むよ。
今回はそのへんの話をブッこいてみようかと思う。最近飛び始めた人や今シーズンから飛んでみたいと思ってる人はもちろん、今後さらなるレベルアップを見込んでいる人もぜひ読んでほしい。

まずはヘルメットの話

パークには危険が潜んでいる
パークには危険が潜んでいる
フリースキーをやる者にとって、ヘルメットってヤツははっきり言って生命線、イノチヅナだと思う。「ヘルメットは初心者の子供にかぶせとくモノ」なんて時代はすでに終わり、今ではメットをかぶってると、「アノ人飛ぶんだ〜!」なんて羨望のまなざしで見られちゃうほど。でもね、でもね、何でもかぶっときゃあイイってもんじゃないんだな、これが。わかりやすく値段で言っちゃえば、タモ的最低価格は5,000円!!これより安いメットは安全性の面で不十分なモノが多い。具体的には、スケートボード用もしくはインラインスケート用として売られているモデルがこれにあたる。レールやミニテーブルトップで使うならいいけど、耐久性や防寒性能などいろいろな面であまり期待は出来ない。カッコは似ていても別物なんだ。
ビッグエアやハーフパイプでもかぶるなら、シェル(外装)はFRPもしくは強化ABS樹脂で、内側は全面が硬質発泡樹脂の衝撃吸収材(安いモデルにはコレが無い)で成型されているものを選ぼう。この構造は基本的にバイク用と一緒で、強烈にアタマをゴッツンコすると内側の発泡樹脂がつぶれたりシェルが割れたりして、致命的なショックから頭蓋骨や脳ミソを守ってくれるんだ。だから一度つぶれたメットは再使用できないんだよ。

この前あるスキー雑誌を読んでたら、夫婦でアルペンスキー競技をやってる人の記事の中で、アクシデントで病院に運ばれた奥さんのメットを被って、残りの競技を戦った旦那さんの話が載ってたんだ。“女房の分まで頑張ろう”と思ったらしいんだが、そのメットには転倒時のダメージで亀裂が入っていたんだそうな。記事は、夫婦愛を伝える“美談”として書かれてたんだけど、オレに言わせりゃ“マンガの読みすぎ”だっつーのっ!!有名なスキー雑誌に載るような選手でも、ヘルメットについてこの程度の認識しか持ってない人もいるってことは衝撃的だったよ。オレが大会主催者だったらペナルティを課すっ!!

タモさん的ヘルメットのススメ

K2のサイトへ
K2のサイトへ
ちなみに、ヘルメットを被っていても脳震盪を起こすことはある。「なんでじゃ!?」と思うかもしれないけど、それはヘルメットという道具が“重大な後遺症を起こさない”ことを目的として設計されているからなんだ。内部の衝撃吸収材の硬さをコントロールすることによって、脳震盪は起きても、脳挫傷には至らないようにしてあるんだ。うまく出来てるでしょ? いやオレが作ってるわけじゃないけどさ。
その他、良いヘルメットを選ぶためには・・・

☆フィット感:自分のアタマの形に合っているかどうか、実際に試着してみよう。
☆サイズ:ブカブカは衝撃で脱げたりして危険。キツキツは血行不良から頭痛を起こす。
☆快適性:ベンチレーション(換気性能)など。開閉窓があればなお良し。
☆重量:バイク用などは丈夫だけど重く、インラインスケート用は軽いけど耐衝撃性が弱い。やっぱりスノースポーツ用を選ぼう。
☆ゴーグルとの相性:できれば試着するときに実際の組み合わせで試したい。

こんなことをアタマに入れつつ、実際にショップでいろいろなメーカーのヘルメットを試着しながら自分にピッタリの一品を選んでほしい。

オレのヘルメットはK2のSemi-Automaticってモデル。少々シェルがデカいけど、そのぶん衝撃吸収材も厚いんだ。安心感があって結構気に入ってるんだけど、もう4年も使ってて経年劣化がちょっと心配。
そうそう、スノースポーツで使ってるヘルメットはある程度の年数が経ったら壊れていなくても買い換えるべし!強烈な紫外線と水分でプラスチック素材の劣化が早いんだ。スキーブーツと同じ5年位が寿命と思っておこう。

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